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【中学受験の国語】世田谷学園の傾向と対策

世田谷学園の国語_傾向と対策 入試問題分析

世田谷学園を志望する中学受験生に向けに、傾向と対策を紹介します。

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配点、解答時間、出題の形式、難易度、合格者平均点

まずは配点や解答時間、出題形式といった基本事項をおさえておきましょう。

・配点:100点
 ※算数100点、理科50点、社会50点
・時間:50分
・形式:長文読解2問(物語文と論説文 各1題ずつ)
 ※2019年は長めの随筆文、物語文が1題
・難易度:標準的
・合格者平均点:60~70点(70点を超えることもあり)

国語と算数が各100点、理科と社会が各50点という配点です。国語と算数の力が重視されているのだとうかがえます。そうだとは言え、総合的に考えて国語の難易度は「標準的」です。

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世田谷学園の問題の傾向と対策

全体的には、知識力・読解力が総合的に問われている印象です。漢字、語句、選択、抜き出し、記述……。それぞれの解き方をしっかりマスターしましょう。

漢字の問題は、正答率が低いと予想されるものが時々出る

漢字の出題数は年度や回数によって異なりますが、5~10問出題されると考えておけばいいでしょう。基本的には大問1、2の読解のあと、大問3で漢字が問われます。ただし、2019年は読解問題のなかで漢字が問われました。

世田谷学園の漢字の特徴は、正答率の低そうなものが時々出題されることです。

たとえば以下のような漢字を書けなかった受験生は多かったと推測できます。

・当時そのパン屋にはリチ的な感じの青年、アルバイトのTさんがいた。(2019年度、第1次)

・畑が黄金色に変わり、バクシュウの季節となった(2018年度、第2次)

・水平線に赤々とニチリンが沈む(2018年度、第3次)

・必要な書類をフクシャして保管する(平成29年度、第1次)

ダンチョウの思いであきらめる(平成29年度、第2次)

しっかりと漢字の学習をしている受験生にとっては、いずれも難しいものではありません。塾で取り組むように指示されたものについては、しっかり勉強しておく姿勢が大切です。ただし、万一わからなかったとしても、例文から推測できるものもあります。内容から漢字を類推する力も大切ですね。(答えは「理知」「麦秋」「日輪」「複写」「断腸」)

あらゆる知識が問われている

 知識問題では、あらゆる分野が問われます。

・語(語句)の意味
・文法
・接続語や副詞などの穴埋め

語や語句の意味を応える問題は意味を知っていれば簡単に正解できますし、意味を知らなくても類推することで正解にたどり着けます。ただし、普段あまり目にしないような語句も出てきますので、驚かないように注意しましょう。

あにはからんや

(2018年度、第3次)

「あにはからんや」という語を日ごろから使う小学生は、おそらくほとんどいないでしょう。見た瞬間に「なにこれ! わかるわけないよ!」と感じてしまうかもしれません。しかし、文章の前後関係から類推すれば答えを出せます。(答えは「予想に反して」)

選択肢の問題では、まず「程度の誤り」に気づくこと

選択肢の問題では、「程度の誤り」を含むものが多く並べられている印象です。

・今までは誰とでもフィーリングはだいたい同じだと思っていたが(2018年度、第1次)

・日頃、人と全くしゃべることもなく、心を開かない楠木は……(2018年度、第2次)

・楠木が世の中のことのすべてのことを数学的に解釈して……(2018年度、第2次)

・理解が不可能だということが分かるはずだから(2018年度、第2次)

どんな素材でもおいしく調理することが当たり前になってしまったから(2018年度、第3次)

どんな人にでも手をさしのべる頼りがいのある人物(平成29年度、第1次)

「誰とでも」「全く」「すべてのことを」「不可能」「どんな人にも」など、「程度の誤り」を含む選択肢が多く並んでいます。他校の入試問題にもこうした語はたくさん出てきますが、世田谷学園の選択肢には特に多く出てくる印象です。

もっともこうした語は、塾で解いている問題にも多く出てくるはず。普段からしっかり学習している受験生なら、「選択肢にこういう言葉が入っていたら、要注意だよな」と気づくでしょう。

ただし、こうした語が入っているものが、すべて不正解になるとは限りません。2018年の第1次、大問2問四では以下の選択肢が正解になります。

「今まで同質性だけに頼って親密な関係を作り上げていたが、異質性を前提としながらも相手との親しい関係を育んでいくこと。

このように「だけ」という語が入っていても、本文と照らし合わせて問題なければ正解になるわけです。「程度に誤りがあるから、この選択肢は不正解!」と決めつけてしまわないよう注意しましょう

本文の理屈に沿って作られた、難易度の高い問題が出されることがある

世田谷学園の国語では、難易度の高い問題が出されることがあります。

たとえば、2019年度の第1次試験では、本文の内容とそれに沿ったデータをもとに簡単な計算をする問題が出ました。

世田谷学園が公表しているデータによると、完全正解者は(1)で51.2%、部分点獲得者は47.6%。(2)で4.9%、50.0%となりました。(出典:「国語 1次 正答率・講評」)

また、2018年の第2次試験では、本文中で登場人物が歩いたコースを順番通り地図に書き込む問題が出ました。

いずれも塾の国語の演習ではあまり目にしないものであるため、慌ててしまった受験生はいるかもしれません。ただ、本文の内容をもとに落ち着いて考えれば、正解にたどり着けます。決してパニックにならず、じっくり考えてみましょう。

ただし、入試は時間との勝負でもあります。解答に時間がかかると判断したら、潔く飛ばして次の問題に進むことも大切です。

記述

記述の出題数はさほど多くありませんが、配点は20~30点程度あります。一定レベル以上の精度で解答する力が必要です。

ただし、難問ばかりが並んでいるわけではありません。問われていることと書くべきことをしっかり考えて情報を整理すれば、半分は得点できるはずです。答えを考えるときは、「また」「さらに」といった接続語や、対比などの文章構造などに注意しましょう。塾や過去問でしっかり練習しておくといいですね。

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まとめ

世田谷学園の国語はオーソドックスな問題であると言えます。漢字や知識の配点もある程度ありますので、しっかり学習しておくことで得点源にできるはずです。選択肢の問題もクセのあるものは多くないので、文章の内容や構造、形を理解して手順を踏めば問題ありません。

ただ、先ほど紹介したような難易度の高い問題がでることがあるので、時間がかかりそうなら、「飛ばす」判断を下すことも大切です。過去問に取り組みながら時間配分についての感覚を身につけていくといいですね。