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【中学受験の国語の解き方】指示語の問題で確実に正解するための考え方

国語の解き方

国語の読解では、指示語の内容を答える問題が高い頻度で出ます。記述式や選択式で答えることもあれば、抜き出しで答えることもあるなど、形式もさまざまです。

その一方で、指示語の問題の解き方をすべての受験生が身につけているわけではありません。実は難関校の受験生のなかにも、「なんとなく」解いているお子さんがたくさんいます。そうであれば、指示語の問題を正確に解けるだけで他の受験生をリードできる可能性があるわけです。

どうやって指示語の問題を解けばいいのでしょうか。

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指示語の問題を解くための正しい手順

お子さんたちに「指示語の内容の見つけ方を説明してください」「指示語の問題はどうやって解くの?」と言ってみると、たいていの場合「指示語の前を見る!」と返ってきます。(もしよろしければ、お子さんに同じように聞いてみてください)

確かに「指示語の前を見る」という考え方は間違ってはいません。ただ、少し難しい問題になるとこれだけでは間違えてしまうことがあります。難関校に合格するのであれば、3つのステップを覚えておく必要があるのです。

1、指示語の後ろをよく読む。

2、指示語の前を読む

3、見つけた内容を指示語に当てはめてみる

これが基本的な手順です。ひとつずつ詳しく見てみましょう。

ステップ1 指示語の後ろをよく読む

先ほど紹介した通り、お子さんたちは指示語の前にばかり目を向けがちです。しかし、いきなり指示語の前を見ても答えを見つけられません。まずは指示語の後ろを見て、答えのヒントを見つけます。このステップがあるからこそ、正しく答えを見つけられるのです。

ステップ2 指示語の前を読む

ステップ1で指示語の後ろから答えのヒントを見つけたら、それに合うものを指示語の前から探します。事前にヒントを見つけておくと、正しい答えを見つけるのがグッと楽になります。

ステップ3 見つけた内容を指示語に当てはめてみる

最後に指示語の前から見つけた内容を指示語に当てはめてみます。うまく当てはめられなかったら、見つけた内容が間違っているということです。算数の「確かめ算」のようなものだと考えるとわかりやすいですね。

ステップ3の手順を踏むことで、「どこまでを答えとして抜き出すか」などを正確に把握できます。このステップを飛ばしてしまったせいで間違えてしまうことはよくあるので注意するといいですね。

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指示語の問題をステップ通りに解いてみよう

指示語の問題を解く手順にしたがって、簡単な問題を解いてみます。

良平は少時(しばらく)無我夢中に線路の側を走り続けた。その内に懐の菓子包みが、邪魔になる事に気がついたから、それを路側(みちばた)へ抛(ほ)り出す次手(ついで)に、板草履も其処へ脱ぎ捨ててしまった。

(芥川龍之介/トロッコ)
※一部、表記を変更しています。

芥川龍之介さんの「トロッコ」は多くの中学受験塾で扱われる文章です。今回はその一部分を例題にしてみます。

問題:文章中の「それ」とはなにを指しますか。

この問題を手順通りに解いてみましょう。

ステップ1 「それ」の後ろを読んでヒントを見つける

まずは「それ」の後ろを確認します。

良平は少時(しばらく)無我夢中に線路の側を走り続けた。その内に懐の菓子包みが、邪魔になる事に気がついたから、それ路側(みちばた)へ抛(ほ)り出す次手(ついで)に、板草履も其処へ脱ぎ捨ててしまった。

「それ」の後ろを読むと「路側(みちばた)へ抛(ほり)出す」と書いてあります。指示語の内容は、良平が持っているもので、放り出せる具体的な「物」ということになりそうです。これが答えを出すためのヒントになります。

ステップ2 「それ」の前を確認して答えを探す

ステップ1で得たヒントを元に、指示語の前から答えを探します。

良平は少時(しばらく)無我夢中に線路の側を走り続けた。その内に懐の菓子包みが、邪魔になる事に気がついたから、それを路側(みちばた)へ抛(ほ)り出す次手(ついで)に、板草履も其処へ脱ぎ捨ててしまった。

指示語の前を確認すると、「良平は懐に菓子包みを持っていて、その菓子包みを邪魔だと思っているんだな」とわかります。

ステップ1で、指示語の内容は「良平が持っているもので、放り出せる物」だというヒントを得ました。「邪魔→放り出す」なら理屈が通ります。したがって、この「菓子包み」が答えだろうと予想します。

ステップ3 「それ」に当てはめて正しいかどうか確認する

最後に、答えだと考えたものを指示語に当てはめてみます。

良平は少時(しばらく)無我夢中に線路の側を走り続けた。その内に懐の菓子包みが、邪魔になる事に気がついたから、懐の菓子包みを路側(みちばた)へ抛(ほ)り出す次手(ついで)に、板草履も其処へ脱ぎ捨ててしまった。

きれいに当てはまりました。指示語が指すのは、「懐の菓子包み」で間違いなさそうです。

問題の条件によって「菓子包み」だけが正解の場合もあります。記述式の問題であれば、もう少し詳しく書く必要が出てくる場合もあるでしょう。あくまで解き方の基本として参考にしてください。

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指示語の問題を解く手順 まとめ

指示語の問題は、3つのステップで解きましょう。

1、指示語の後ろをよく読む。

2、指示語の前を読む

3、見つけた内容を指示語に当てはめてみる

今回の例題は簡単だったので、このステップを踏まなくても答えを出せると思います。入試直前になると、正しいステップを踏まないと間違えてしまう問題に出会うはずです。早いうちに正確に答えを出せる方法を身につけられるといいですね。