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【中学受験の国語】慶応中等部の傾向と対策|あらゆる分野の知識が問われる良問

慶応中等部の傾向と対策 入試問題分析

慶応中等部で出題される国語の入試問題の傾向と対策を紹介します。

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慶応中等部の国語 配点、解答時間、出題形式、難易度、合格者平均点

・国語の配点:100点
※算数:100点、理科:50点、社会:50点

・国語の解答時間:45分

・形式:読解問題2題+知識+漢字(大問3~5題)

・難易度:標準的

国語と算数が100点、理科と社会が50点の「傾斜配点」となっています。また、基本的には記号で答える問題が中心で、記述問題は1問程度しか出題されないのが特徴です。

問題の難易度としては、読解問題と知識問題で差があります。読解問題は標準的です。本文の内容をある程度理解できていれば、解答に困ることはほとんどありません。一方、知識問題は難しいものが多く、あらゆる分野の知識を身につけておく必要があります。

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慶応中等部 国語の傾向と対策

具体的な傾向と対策を紹介していきます。

本文読解の傾向と対策

本文は随筆文や論説文、物語文のいずれかが出題されます。たとえば「大問1は物語文、大問2は論説文」といったように形が固定されているわけではありません。

文章のテーマもさまざまです。お世話になった人に対する思いを描いたもの、旅先で出会ったものに対する思いを描いたもの、主人公が精神的な成長を遂げるものなど、あらゆるものが出題されます。

文章の題材としては俳句や人形浄瑠璃といった日本の伝統文化が扱われていることがあります。拒否反応を起こすことがないよう日頃から読み慣れておくことが大切です。

文化や風習についての知識は、机の上の勉強だけでなく実生活の行事やイベントのなかで学ぶこともできます。たとえば七五三や100日のお祝いで神社に行けば神楽を見る機会ができますし、お正月には七草粥を食べることもできますね。また、最近は法事を経験したことのない受験生が増えていますが、一度経験していれば本文に出てきたときイメージしやすくなります。

幼いうちからさまざまなことを経験するといいですね。

読解問題の傾向と対策

読解問題の難易度としては高くありません。本文の内容を理解していれば、苦労することなく解けるものが多い印象です。選択問題が中心ですが、紛らわしい選択肢や重箱の隅をつつくような細かい選択肢はないため、選択肢同士の比較や消去法を使うまでもなくストレートに答えを出せることがほとんどでしょう。

「脱文挿入問題」と呼ばれるものも高い頻度で出題されます。本文から抜いてきた一文あるいは二文を元の場所に戻す問題ですね。ただし、なんの手がかりもなく考えるものではなく、本文中の「(1)」「(2)」「(3)」……といった記号のなかから戻せそうな場所を考える形式になっています。難易度はグッと下がりますから、問題なく解答できるはずです。

慶応中等部の選択問題では、「ふさわしくないものを答えなさい」と指示されることがよくあります。たとえばサピックスの場合、「ふさわしくないもの」の部分が太字になっていることが多いものです。慶応中等部でそのままの文字で書いてあるため、この条件を見落とすと解答できなくなってしまいます。普段から問題の条件には線を引くなどして、意識しながら問題を解くようにしましょう。

なお、記述問題については、短めのものが1問出題されます。しっかり勉強していれば、ある水準の点数を問題なく取れるでしょう。

知識問題の傾向と対策

知識問題は独立した問題として出題されるほか、読解問題のなかで出題されることも多々あります。他校の入試問題と比較すると、知識問題の比重はかなり大きいと言えるでしょう。

出題分野も非常に幅広く筆順、熟語、四字熟語、慣用句、ことわざ、畳語(同じ言葉を2つ重ねることでできた語)、短歌、俳句、文学史などの出題実績があります。知識問題で高い得点を取るためには、相応の訓練が必要です。

また、問題の意味を理解して、どう答えるべきかを確認したうえで解かなければいけないものがよく出ます。たとえば、2017年大問4問二ではこんな問題が出題されました。

次の1~5のア・イの□に入る二字熟語は、それぞれの二字熟語の上下の漢字を入れ替えてできた言葉である。このとき、上下を入れ替えると、二字熟語を構成するそれぞれの漢字の読み方が変わるものを、1~5から一つ選び番号で答えなさい。

(例)
ア 風潮(ふうちょう)→イ 潮風(しおかぜ)
※「ふう」は「かぜ」に、「ちょう」は「しお」に読み方が変わる。

(2017年大問4問二)

ちょっと複雑な問題ですね。受験生は時間に追われるなか、問題の意味をサッと理解し、求められる通りに解答する必要があるというわけです。

漢字問題の傾向と対策

漢字は書き取りが中心に出題されます。大手塾で学習したことを身につけていれば、さほど難しいものはありません。ただし、「漢字自体は知っているものの、あまり触れたことのない熟語」が出題されることがあります。

・ハクジは粘土を焼いて作られる(2020年)
・富士山頂のソッコウ所(2019年)
・カンテンが続いて水不足だ(2018年)
・メイジョウし難い心境だ(2017年)

解答:白磁 測候 干天 名状

こうした問題にサラリと答えられる受験生は多くありません。大人でも一瞬考えてしまう方が多いのではないでしょうか。逆に当然のように正解できる力があれば、漢字について恐れる必要はないということになります。

ただ、こうした難問も配点は同じです。正解できたとしてもわずか2点程度しか変わらないのであれば、「誰もできない問題」と割り切ってしまうのも一つの方法です。漢字は塾で学習することを完璧にして、それ以外の問題は最初からあきらめてしまってもいいかもしれません。漢字の勉強に力を入れすぎてしまったために、他教科の学習時間に影響が出てしまった……ということにならないよう注意してください。

漢字は例文から意味を推測し、正解を出すこともできます。普段から意味やイメージ一緒に漢字を覚えておくようにするといいですね。

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まとめ

・本文はさまざまな分野が題材になる。机のうえの学習だけでなく、普段の生活のなかでさまざまな経験をしておくと、本文に出たときにイメージしやすくなる。

・読解問題の難易度は標準的。本文の内容を理解できていれば、迷うことなくストレートに答えを出せるものが多い。

・知識問題は難易度が高め。あらゆる分野の知識を身につけておく必要がある。

・漢字は塾で教わったものをしっかり身につける。塾に通っていないのであれば「出る順」などの問題集の内容は頭に入れておく。

慶応中等部の国語の問題は偏差値の割に易しいと言えます。その分だけ高得点の争いになることが予想されますので、日ごろからミスのないよう気をひきしめて学習する習慣をつけましょう。