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【中学受験の国語】入試直前期にあと10点アップするためのチェックポイント&コツ

入試直前期に国語であと10点取るチェックポイントとコツ 国語の解き方

「入試まであと2か月なのに、国語の得点があと10点足りない!」というようなことはよくあります。逆に言えば、あと10点あれば合格レベルに達するわけですから、これは切実な問題です。

正直に言えば、入試直前期の11月や12月の時期から国語の力を劇的に伸ばすのはなかなかできることではありません。ただ、ちょっとしたことに気をつけることで10点程度であればアップすることがあります。どのようなことに注意すればいいでしょうか。

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チェックポイント 設問をしっかり理解している?

まずチェックしたいのは、設問を理解したうえで答えを考えているかということです。主に2つのことに注意してください。

問われたことに答えている?

問われたことに答えていない受験生は、思いのほか多くいます。問題で「気持ちを答えなさい」と指示されているのに、「理由」を考えようとしたり、「どういうことか」を考えようとしたりしていませんか。「なにが問われていて、なにを答えるべきか」を確認しないまま解答すると、せっかく本文を理解していても得点につながりません。非常にもったいないですね。

ちなみに記述問題では、内容が合っていても文末表現を間違えると1~2点減点されることがあります。

・「なぜですか」「どうしてですか」「理由を答えなさい」→「~から。」
・「気持ちを答えなさい」→「~気持ち。」「~と感じている。」など
・「どういうことですか」→「~ということ。」
・「どういう様子ですか」→「~という様子。」
・「筆者の考えを書きなさい」→「~と考えている。」
・「筆者の主張を書きなさい」→「~べきである。」「~という主張。」など

ここに挙げたもの以外にももちろんありますが、いずれも問われた形に合わせれば問題ありません。

また、以下のようなパターンもよくあります。

問題:傍線部で主人公が泣いた理由を答えなさい。
答え:・・・・・・で泣いたから。
泣いた理由を問われているのに、「泣いたから」と答えてしまっています。もっとわかりやすい例に置き換えると、風邪をひいた理由を問われたのに「風邪をひいたから」と答えているようなものです。これも問われたことに答えていない典型的なパターンですから気を付けましょう。

中学受験生は、なぜかどの問題にも「~から。」と答えたがる傾向があります。入試直前になってもこのクセが抜けない受験生は意外と多くいますので、お子さんの解答をよくチェックしてみてください。

問題の条件を守っている?

問題の条件を見落としてしまう受験生もよくいます。典型的なのは以下のような条件でしょうか。

「ふさわしいもの」or「ふさわしくないもの」(選択問題)
「一つ選びなさい」or「すべて選びなさい」(選択問題)
「部分を抜き出し」or「一文を抜き出し」(抜き出し問題)
「40字以内で」or「40字ちょうどで」、「40字で」(抜き出し問題)
「傍線①より前から」or「傍線①より後から」(抜き出し問題)

このほかにも「本文のA段落をよく読んで」「本文の前半から」「本文中の★マークまでのあいだから」というように、解答自体や根拠を求める範囲が指定されているケースもあります。

また、記述問題で「本文中の表現を使って」「『誰が』『どのようなこと』をしたのですか」「『~である一方……であるから』の形で」など、解答の書き方に関する条件がついているのを見たこともあるのではないでしょうか。

これらは問題の条件であるのと同時に、解答を出すためのヒントにもなります。つまり、問題の条件を見落とさないよう気をつけるだけで得点がアップする可能性があるということです。

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チェックポイント 指示語に注目しているか

受験生と一緒に学習していて「国語の得意な子と苦手な子の差になっているな」と感じることに一つが、指示語に対する意識の高さです。

国語の得意な受験生には、傍線部や傍線部を含む一文にある指示語に注目できる子が多いと感じています。「どうやってこの問題を解いたの?」と聞くと、「まず傍線部に『これが』という指示語があるから……」というように答えてくれるのです。一方、国語の苦手な受験生は指示語に注目できず、「うーん」と困ってしまうことが多いように感じます。

傍線部や傍線部を含む一文にある指示語は、答えを出すための第一歩だと考えてください。中学校の偏差値にかかわらず、指示語の内容を考えるだけで答えを出せたり、答えに大きく近づけたりする問題はたくさんあります。

傍線部や傍線部を含む一文に指示語が出てきたら、まずはその内容を明らかにする。これは鉄則です。

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チェックポイント 時間が足りない場合はここに気をつける!

志望校の過去問を解いてはいるものの、「時間が足りなくて終わらない!」という悩んでいる受験生は少なくありません。文章を理解しながら精一杯のスピードで読んでいるのに時間が足りなくなってしまう場合、どのようなことに気をつければいいでしょうか。

選択肢をア~オまですべて読むと時間が足りなくなる

解答時間が足りなくなってしまう受験生を見ていると、選択肢をア~オまで順番にすべて読んでいることが多いようです。もちろん「基本通りの解き方」という意味ではそれが正しいでしょう。しかし、特に制限時間がタイトな学校を受験する場合、基本通りの解き方では時間が足りなくなってしまうことがあります。

たとえば、この問題をご覧ください。

問三 ――(3)「受動性の極みしか残されていない」とありますが、そのように言えるのはなぜですか。最もふさわしいものを次のなかから一つ選び、記号で答えなさい。

ア 暴力は体に直接働きかけ、対象者の能力や実力を上まわる力で様々な制限を加えて対象者を完全に抑圧するため、対象者は相手からの作用を受けるしかない状態に置かれてしまい、暴力の対象者が自分から他へ働きかける側面はなくなってしまうから。

イ 暴力は行為に直接働きかけ、対象者の能力や実力を上まわる力で制約を設けて対象者を完全に制御するため、対象者は相手からの動作を受けるしかない状態に置かれてしまい、暴力の対象者が自分から積極的に行動する側面はなくなってしまうから。

ウ 暴力は身体の持つ力能に直接働きかけ、対象者の能力や実力を上まわる力で圧迫して対象者を完全に抑制するため、対象者は相手からの影響を受けざるを得ない状況に追いやられてしまい、暴力の対象者が生産的行動を取ることができなくなってしまうから。

エ 暴力は行為からの在り方に働きかけ、対象者の能力や実力を上まわる力でその枠組みを規定して対象者を完全に統御するため、対象者は相手からの圧力を受けざるを得ない状況に追いやられてしまい、暴力の対象者が主体的に行動していくことができなくなってしまうから。

オ 暴力は身体の状態に働きかけ、対象者の能力や実力を上まわる力で束縛して対象者を完全に抑止するため、対象者は相手からの権力行使を受けるしかない状態に追いやられてしまい、暴力の対象者が自由に想像性を発揮するという側面はなくなってしまうから。

渋谷教育学園渋谷中 2019年度(第2回)

この選択問題を見て、どう感じますか? ア~オまで順番に読んで、すべての選択肢を本文と照らし合わせるのは無理だと感じませんか?

その通りです。この選択肢をすべて読んでいたら、時間がかかるのは当然。逆に言うと、効率よく解くためにはすべてを読んではいけないのです。

大切なのは、正しい答えを効率的に出すことです。選択肢をア~オまで順々に読むのではなく、選択肢の一部分だけを比較することを覚えましょう。

実はこの問題の選択肢は、赤い字に部分がそれぞれ異なっていることがわかります。

ア 暴力は体に直接働きかけ、対象者の能力や実力を上まわる力で様々な制限を加えて対象者を完全に抑圧するため、対象者は相手からの作用を受けるしかない状態に置かれてしまい、暴力の対象者が自分から他へ働きかける側面はなくなってしまうから。

イ 暴力は行為に直接働きかけ、対象者の能力や実力を上まわる力で制約を設けて対象者を完全に制御するため、対象者は相手からの動作を受けるしかない状態に置かれてしまい、暴力の対象者が自分から積極的に行動する側面はなくなってしまうから。

ウ 暴力は身体の持つ力能に直接働きかけ、対象者の能力や実力を上まわる力で圧迫して対象者を完全に抑制するため、対象者は相手からの影響を受けざるを得ない状況に追いやられてしまい、暴力の対象者が生産的行動を取ることができなくなってしまうから。

エ 暴力は行為からの在り方に働きかけ、対象者の能力や実力を上まわる力でその枠組みを規定して対象者を完全に統御するため、対象者は相手からの圧力を受けざるを得ない状況に追いやられてしまい、暴力の対象者が主体的に行動していくことができなくなってしまうから。

オ 暴力は身体の状態に働きかけ、対象者の能力や実力を上まわる力で束縛して対象者を完全に抑止するため、対象者は相手からの権力行使を受けるしかない状態に追いやられてしまい、暴力の対象者が自由に想像性を発揮するという側面はなくなってしまうから。

渋谷教育学園渋谷中 2019年度(第2回)

アは「暴力は体に直接働きかけ」、イは「暴力は行為に直接働きかけ」、ウは「暴力は身体の持つ力能に直接働きかけ」、エは「暴力は行為からの在り方に働きかけ」、オは「暴力は身体の状態に働きかけ」となっています。そうだとすれば、この部分だけを本文と照らし合わせれば、正しいものが一つ見つかるはずです。本文と照らし合わせると、アの「暴力は体に直接働きかけ」が正しことがわかります。

このように選択肢をア~オまで順々に読んでいくのではなく、一部分だけを比較できるようになれば、速く効率的に正しい答えを出せるようになります。

選択肢の一部だけを比較するという考え方は、多くの問題に応用できます。

たとえば「気持ちを選びなさい」と言われたら、ア~オまでの選択肢の気持ちの部分(最後の部分)だけを比較するのです。傍線部から明らかに「うれしい」という気持ちが読み取れる問題の選択肢に、「悲しい」「やるせない」などの気持ちが書いてあったら不正解の選択肢と考えて間違いありません。これだけで5つの選択肢から2~3つまで答えの候補をしぼれますよ。

抜き出し問題の沼にはまると時間が足りなくなる

時間が足りなくなってしまう受験生には、「抜き出しに時間をかけすぎる」という特徴があります。一つの抜き出し問題に5分以上かけてしまう受験生も少なくありません。それでも正解できていればまだいいほうで、5分以上かけてにもかかわらず不正解になってしまうこともよくあるのです。

ここで抜き出し問題と選択問題の配点について考えてみましょう。実は抜き出し問題と選択問題は、配点にさほど差はありません。差があっても1~2点程度です。もっと言えば、抜き出し問題と選択問題の配点がまったく同じというテストもよくあります。(いままで取り組んだ過去問や模試を確認してみてください。そうなっていないでしょうか)

つまり、抜き出し問題は難易度が高く時間がかかるにもかかわらず、正解できたとしても大きな得点には結びつかないのです。別の言い方をすれば、コストパフォーマンスが悪いといえばいいでしょうか。

そうであれば、抜き出し問題に時間をかけるより、難易度が比較的やさしい別の問題を解いたほうがトータルの得点に結びつくことになります。抜き出し問題は時間が余ったら解けばいいのです。

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まとめ

入試直前にあと10点プラスするためのチェックポイントとコツを紹介してきました。この記事のチェックポイントを見直すだけで、10点ぐらいであれば本当に上がってしまいます。

特に前半に紹介した「問われたことに答えること」や「問題の条件を守ること」は簡単に実践できるだけでなく、無駄な失点をなくす(必然的に得点を挙げる)のに必須です。

一度、これまで解いた過去問や模試、テストを点検して改善できそうな点を洗い出してみましょう。少し時間がかかるかもしれませんが、急がばまわれ。その時間が合格へとつながっていくと思います。