はじめまして、横浜雙葉学園のOGのYです。
横浜雙葉学園は港の見える丘公園近くの古き良き横浜、山手の丘にある中高一貫校のカトリック系の女子校です。今回は横浜雙葉学園に6年間通った感想をみなさんにお伝えしようと思います。
6年間の学びについて|英語・数学は定期試験の結果でクラス分け(中学3年生から)
横浜雙葉は中高一貫校という特色を活かして先取り授業を行います。そのため、どの教科も他の学校に比べると授業の進度が速く、大学受験に向けた勉強を早い時期から行うことができます。
英語 高校では英語全体の時間が増え、文法と読解の授業が分けられる
横浜雙葉学園は英語教育にとても力を入れています。中学2年生まではクラスを2つに分けて少人数で学び、中学3年生から定期試験の結果ごとにクラス分けされていて、自分の実力にあった授業を少人数で受けることができます。
使う教材はどのクラスも「Progress21」です。しかし、クラスごとに「演習が多いのか」「基礎を固めるのか」といった違いがあり、同じ内容でも自分に合った形で英語力を伸ばすことができます。
また、中学校ではネイティブの先生に習う英会話の授業があり、自分たちの学んだ英語を実際にどのように使うのか実践的に学ぶことができます。
高校では英語全体の授業時間が増え、文法と読解の授業が分けられます。そのため、大学受験のための英語や実践的な英語を学ぶカリキュラムとなっています。
数学
数学も英語と同じように中学3年生から定期試験の成績順でクラス分けを行い、自分に合った形で実力を伸ばすことができます。
文系理系の選択
文理選択は高校2年生に上がるタイミングでおこなわれ、自分の進路を決めます。その希望によって高校2年生の授業は受ける授業が異なります。
ただし、高校3年生の段階で希望を変えることも可能です。近年は文系だけではなく理系、医学部を希望する学生、また国立を目指す学生が多く、どの分野に進むにしてもカリキュラムは充実していました。
私の学年では、「文系:理系=6:4」ぐらいの割合でした。
中学3年生で高校の教材に
高校教材を中学3年生から学びはじめます。数学、英語、国語(現代文、漢文、古文)は定期試験以外にも小テストが行われるため、自分がどこを理解できているのか、なにを理解できていないのかを日常的に確認することができます。
一人一人にあった授業が行われるため自分に合ったペースで実力を伸ばす環境が整っていたと思います。
横浜雙葉の校風・カラーについて
横浜雙葉の校風を紹介します。
キリスト教教育 入学時にキリスト教について知らなくても大丈夫
横浜雙葉はカトリック系のキリスト教の学校です。そのため宗教の授業や月に1回ほどミサがありますが、キリスト教を知らなくても全く問題ありません。
宗教の授業では聖書を読んだり、聖歌を歌ったりとキリスト教全般を学ぶことに加えて、自分の内面を豊かにし、将来の自分の支えとなる教えを受けることができます。
生徒の雰囲気
横浜雙葉学園の生徒は学年によって雰囲気が違いますが、真面目で元気な生徒が多い印象です。一人一人がのびのびと学校生活を満喫しているので、個性の豊かな生徒が多くいます。
学年の構成としては、小学校から上がってきた生徒と中学受験をした生徒で、だいたい「1:1」の割合です。入学前は心配される方も多いとは思いますが、学校生活を過ごしていくうちに中学受験の生徒と小学校からの生徒は分からなくなるぐらい仲良くなることができます。
中学高校の6年間を同じメンバーで過ごして共有することも多いので、一生の友人に出会うことができたと思います。卒業してからも、横浜雙葉の友人に会うと安心します!
学校行事や部活動など課外活動について
横浜雙葉は課外活動や部活動が充実しています。
行事・課外活動について
行事や課題活動には、主にこのようなものがあります。
- 4月:入学式
- 5月:学校のバザー
- 6月:球技大会
- 10月:雙葉祭(文化祭)、運動会
- 12月:クリスマスのミサ
- 3月:卒業式
クラス対抗の球技大会や学年対抗の運動会は特に盛り上がる学校行事で、人気も高いです。
このほか、高校3年生を除いて毎年課外活動として宿泊学習があります。特に中学1年生は入学してすぐに宿泊学習があるため、学年の友達もできやすく、その後の学校生活を豊かにするプログラムを体験できます。
他にも課外活動として中学3年生でボランティア活動を、高校2年生ではNGO活動を行います。
部活動について
中学校の3年間は全員がどこかに入部します。運動系の部活動の種類は少なめですが、文化系の部活動は数が多く豊富です。聖歌隊やカトリック研究会など横浜雙葉らしい部活もあります。また、部活動は基本的には中学生、高校生が一緒に行うため学年を超えて交流を深めることが出来ます。
国際交流にも力を入れているため、長期休みを利用して希望者は韓国やマレーシアの姉妹校の生徒との交流や米国のスミスカレッジで研修を受けることができます。
まとめ
入学すると横浜雙葉学園では生徒一人一人が「ファミリー」として迎えられるので6年間とても温かい環境で学校生活を送ることができます。卒業後も「ファミリー」の一員なので、学校を訪れ、先生に相談する卒業生も多くいるぐらいアットホームな学校です。卒業して改めて横浜雙葉学園で学び、過ごした時間は私にとってとても貴重な6年間だったと感じます。
最後まで読んで下さりありがとうございました。皆さんの受験校選びの参考になりましたら幸いです。皆さんにあった学校に巡り合えることをお祈りしております。