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中学受験では休憩がある塾とない塾のどちらがいい?メリットをそれぞれ詳しく紹介します。

休憩のある塾?ない塾? コラム

中学受験塾には、それぞれの特色があります。「休憩時間があるかないか」もその一つです。

授業時間は6年生の平日の場合、3時間30分~4時間程度。「休憩がないとさすがに辛いのでは?」と感じる方もいらっしゃれば、「休憩よりも授業時間をしっかり確保してほしい」と考える方もいらっしゃると思います。

休憩がある塾とない塾、どちらがいいのでしょうか。それぞれのメリットを解説します。

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休憩がない中学受験塾のメリット

【主な「休憩がない」中学受験塾】

・SAPIX(サピックス)
・Gnoble(グノーブル)

休憩がないメリット1 授業時間を確保できる

授業と授業のあいだに休憩がないことのもっとも大きなメリットは、「授業時間を確保できる」ことです。

休憩のないサピックスやグノーブルの平日の授業は4時間(6年生)です。他の大手塾は3時間30分前後ですから、どちらも1日あたりの学習時間をしっかり確保できていると考えていいでしょう。

休憩がないメリット2 授業時間を長く設定できる

休憩がないということは、その分だけ授業時間に使えるということです。

【サピックス】

・平日 17:00~21:00(80×3コマ)
・土曜 14:00~19:00(75×4コマ)

【グノーブル】

・平日 17:00~21:00(80×3コマ)
・土曜 14:00~19:00(75×4コマ)

※6年生/2022年2月現在

サピックスとグノーブルは、実は同じ授業時間。たとえば日能研は70分授業ですから、10分ほど長く設定されているのです。

授業が長いことのメリットは、主に2つあります。ひとつは長い分だけたくさんの問題を扱えること。基本問題をたくさんやることもありますし、発展的な応用問題を扱うこともできます。

もうひとつは、じっくり学習できること。たとえば、ある内容でつまずいてしまったお子さんがいたとします。時間に余裕があれば、こうした子を手厚くサポートすることができるわけです。

休憩がないメリット3 教室内でのトラブルが起きづらい

中学受験生は当然ながら小学生ですから、どうしても小さなケンカが起きやすくなるものです。休憩時間を設けていない塾には、こうしたトラブルを減らす狙いもあります。休憩がないということは、講師が必ず教室にいるということ。これによって、勉強に集中できる環境を整えようとしているわけです。

休憩がないメリット4 お弁当が不要

休憩のない塾には、お弁当や軽食の時間がありません。これはご両親の負担を軽減する大きなメリットです。

休憩がないこと、お弁当がないことは、デメリットにもなり得ます。もっともわかりやすいのは、食事がどうしても遅い時間になってしまうことです。また、21時半~22時ごろ帰宅してから食事を取るため、就寝も遅い時間になってしまいます。

お子さんたちが授業中にお腹を空かせてしまうこともあります。軽く食事を取ってから通塾するようにするのが一般的です。

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休憩がある塾のメリット

【主な「休憩がある」中学受験塾】

・日能研
・四谷大塚
・早稲田アカデミー

休憩がある塾のメリット1 お弁当や軽食の時間がある

もっとも大きなメリットは、お弁当や軽食の時間があることです。お子さんたちが塾で勉強するのは、16時30分~22時ぐらいまで。中学受験をしない小学生なら夕食を取る時間帯に授業を受けるわけですから、どうしてもお腹が空いてきます。お弁当や軽食があれば、集中して授業に臨めます

休憩がある塾のメリット2 集中力が回復する

人間の集中力はさほど長く持続するわけではありません。まして中学受験生は小学生です。4、5時間も続く授業のあいだ、ずっと集中しているのは難しいと考えるのが当然でしょう。休憩時間があれば、集中力を回復できます。

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まとめ

【休憩がない塾のメリット】

・授業時間を確保できる
・授業時間を長く設定できる
・教室内でのトラブルを防げる
・お弁当が不要

【休憩がない塾のメリット】

・お弁当や軽食の時間がある
・集中力を回復できる

筆者は休憩時間のないサピックスに長く勤めていました。その経験から言えば、休憩がないことにはデメリットよりもメリットのほうがあると考えています。ただ、やはり休憩があることのメリットに魅力を感じるご両親はいらっしゃると思います。

休憩がある塾とない塾。どちらのほうが正しいということはありません。それぞれのメリットを比較して決めるといいですね。

進学教室サピックスに国語科講師として約14年半勤務。α1~Aコースまで担当しました。「がんばる子の隣で一緒に勉強したい」という願いを叶え、2019年12月から家庭教師として活動中です。今後も「隣にいる人の幸せのために」を忘れずに、中学受験生と一緒に学習したいと思います。

プライベートでは5歳の娘の育児に奮闘中。親としての先輩であるお母様、お父様からさまざまなことを学ばせていただいています。

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