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サピックスのマンスリーテスト、国語の対策法

サピックス国語のマンスリーテストの対策法 サピックス

サピックスの生徒さんたちは、「マンスリーテスト」で毎月の習熟度を確認します。月1回実施されるこのテストの結果によってコース昇降をおこなうため、しっかり対策を立てていくことが大切です。

今回は国語のマンスリーテストについての概要と対策方法について、サピックスの国語科講師として14年半勤務した経験から解説します。

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国語のマンスリーテストの構成

国語のマンスリーテストはほぼ毎回、同じ構成で作成されています。

  • 大問1:漢字(20点)
  • 大問2:知識分野(20点)
  • 大問3:説明的文章(50~55点程度)
  • 大問4:文学的文章(50~55点程度)

合計150点満点のテストで、漢字と知識の配点が25%強。残りの75%弱が読解問題という配分です。ただし、読解問題のなかにも4~6点分程度、言葉の知識を問うもの含まれていることがあります。

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国語のマンスリーテストの特徴

マンスリーテストだけではありませんが、サピックスのテストは選択問題が多いのが特徴です。大問3、4の読解問題の多くが選択問題で、記述問題は各大問に1~2問、抜き出しは各大問に1問程度となっています。また、選択問題と抜き出し問題で配点に大きな違いはありません。

「近年は思考型の入試問題が増えている」という話を聞いたことがあるかもしれません。こういった情報を目にすると、「中学入試は記述問題ばかりになっているのだろうか」と考えてしまう方もいらっしゃると思います。しかし、開成中学や桜蔭中学、麻布中学などを除き、選択問題を中心に問題を構成している中学が多いのが実際のところです。そう考えると選択問題を中心に構成するサピックスの狙いを理解できますね。

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国語のマンスリーテストの難易度

実は、マンスリーテストは6年生前期までと6年生後期からで名称が変わります。6年生前期までは「マンスリー確認テスト」、6年生後期からは「マンスリー実力テスト」です。

6年生前期まで実施される「マンスリー確認テスト」は、その名の通り「確認テスト」です。特に知識分野は毎回の授業で扱われるテキスト「Daily Sapix(デイリーサピックス)」や、デイリーチェックテストの出題範囲である「言葉ナビ」や「漢字の要」の内容をしっかり身につけていけば極めて標準的な難易度だと言えます。

一方、6年生後期から実際される「マンスリー実力テスト」は、やはりその名の通り「実力テスト」です。知識分野については、このころまでに入試に必要な内容を身につけていれば恐れる必要はありません。ただ、身につけるべきことを取りこぼしてきてしまった受験生にとっては難しく感じる可能性があります。

また、読解問題については、入試直前期にふさわしい難易度になる印象です。男子校で言えば聖光学院や浅野、女子校で言えば豊島岡、共学で言えば渋谷教育学園渋谷など、難関校の受験生向けの選択問題が交ざっています。

マンスリーテストの時期的な難易度としては、以下のようになる印象です。

  • 5年生後期に1ランク難易度アップ
  • 新6年生2月に1ランク難易度アップ
  • 6年生4~5月ぐらいに、さらに1ランク難易度アップ
  • 6年生後期に、さらに1ランク難易度アップ

あくまでこれまでのマンスリーテストを踏まえた私見です。この難易度の変化に対応できるように学習を進めることが一つのポイントとなります。

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マンスリーテストの国語で高得点を取るための対策

マンスリーテストで高得点を取るためには、どのように学習していけばいいのでしょうか。読解分野と知識分野に分けて説明していきます。

読解分野

まず重要なのは、選択問題の対策を日々しっかりとおこなっていくことです。「選択問題は選ぶだけなのだから、記述問題より簡単でしょう?」と考える受験生も少なからずいるようですが、そんなことはありません。

  • 本文で書かれていることを抽象化した選択肢
  • 本文に書かれていることと細かな点が異なる選択肢
  • あえて本文と同じ言葉を使うことで誤答に誘導しようとする選択肢 などなど

このように選択肢にはさまざまなタイプのものがあり、思ったより難しいのです。A授業の「読解メソッド」(5年生前期まで)、「解法メソッド」(5年生後期から)、「読解演習」、土曜特訓の大問1、2を活用して、しっかり練習を積んでおきましょう。

選択問題の基本的な解き方を説明した記事がありますので、よろしければご確認ください。

また、マンスリーテストには出題範囲があります。ただ、もちろん同じ文章が出るわけではありません。「同じ文章が出ないなら、対策のしようがないのでは?」と思いがちですが、そんなことはありません。

同じ文章は出題されませんが、授業で教わったのと同じ解法、同じ考え方の問題が出ることはあります。たとえば、2021年6月マンスリーテスト大問3では、以下のような問題が出ました。

傍線⑦「人間はそうはいかない」とありますが、これはどのようなことを言っているのですが。ゴリラと現代の人間との違いを明らかにしながら、説明しなさい。

典型的な対比(差異)を説明する問題ですね。「やった、簡単な問題だ!」と深く考えずに書いてしまうと失点する危険がありました。

実は6月マンスリーテストの出題範囲の「今日のコレいち問」で、対比(差異)をまとめるときに気を付けたいポイントを学習しています。このポイントが身についているかが試されたわけですね。

このように同じ文章がマンスリーテストはありませんが、授業で習ったのと同じ考え方が出題されることはあります。

「今日のコレいち問」は5年生後期から6年生前期のA授業で扱われる、解法を身につけるための問題です。サピックスは、この「今日のコレいち問」を非常に大切にしています。A授業を軽視するご家庭は多いようですが、B授業との両輪で学習を進めることが大切です。

知識分野

知識分野は、漢字と言葉(ことわざ、慣用句、四字熟語など)に大別されます。大切なことはいずれも繰り返し何度も学習することです。この「繰り返し何度も学習する」の観点から、効果的な学習方法を紹介します。

たとえば、A授業で実施するデイリーチェックテストの漢字で得点できない受験生に話を聞くと、「その方法じゃあ、なかなかできるようにならないよ」と思わず言いたくなってしまうようなやり方をしていることがあります。

そのやり方とは、国語の授業前日にデイリーチェックテストの範囲の漢字を1回書きました……というもの。サピックス偏差値40未満の受験生に多い印象です。また、さすがに「1回書きました」でなくても「3回書きました」という受験生であれば、かなりたくさんいるのではないかと思います。これでは繰り返して学習したことにはならず、なかなか漢字を覚えられません。

効果的なのは次のやり方です。この方法にすることで、繰り返し同じ漢字を学習できるだけでなく、結果としては効率的に漢字を身につけていけます。

  1. 書き取り20問、読み取り20問を、3回ずつ書く。答えを見てもOKです。
  2. 3回ずつ書いたあと答えや自分が書いたものを隠して、その日のうちにテスト形式で確認。
  3. 別の日に、間違えたものだけを再び3回ずつ練習&テスト形式で確認。
  4. さらに別日に、3で間違えたものだけを3回ずつ練習&テスト形式で確認

1週間後(次の授業のデイリーチェックテスト)までに、この手順で学習していきましょう。お気づきかもしれませんが、このやり方では「手順1」の負担がもっとも大きく、「手順4」のころには負担がかなり軽くなっています。その分だけ算数や理科、社会に時間を割けることになります。

マンスリーテスト前は、デイリーチェックでできなかった漢字だけを再び練習&テスト形式で確認してください。ある程度は身についているはずなので、マンスリーテスト前の復習に、そこまで時間はかからないでしょう。(もし余力があればテスト範囲を総ざらいしておくといいですね)

漢字以外の知識(ことわざ、慣用句など)についても、同じやり方で学習するといいですね。

漢字の学習は、漢字の意味をしっかり考えることが大切です。例文と漢字を一問一答のように結び付けてしまうと、「勉強したはずなのに、別の例文になるとできない」ということになってしまいます。できればお母様、お父様にご協力いただき、例文を変えても正解できるか確認してあげてください。

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まとめ

  • テストの合計点は150点(漢字と知識分野:25%強、読解分野75%弱)。
  • 入試までに少しずつに上がる難易度に対応できるよう学習を進める必要。
  • 選択問題が多いのが特徴なので、A授業の「読解メソッド」「解法メソッド」「読解演習」、土曜特訓の教材を使って対策。
  • A授業やB授業の教材と同じ文章は出ないが、同じ考え方で解ける問題が出題される。
  • 「今日のコレいち問」はサピックスが大切にしているものなのでしっかり学習する。
  • 漢字や知識は繰り返し学習することが大切。練習→テスト形式で毎週しっかり身につける。

サピックスの国語のマンスリーテストの対策法を紹介しました。

サピックスでは「毎週の授業と復習が大切。毎回しっかり身につけていれば、マンスリーテスト前の対策は不要」とアナウンスされることがあります。ただ、実際なかなかそうはいかないものですし、コース昇降のあるテストなので少しでも高得点を取っておきたいと考えるのは自然なことです。今回の記事がサピックスに通う受験生や保護者の方のお役に立つことを願っています。

この記事は筆者が14年半サピックスに勤務した経験から書いていますが、サピックスの公式見解であるとは限りません。
サイト運営者

進学教室サピックスに国語科講師として、約14年半勤務しました。
2019年12月から家庭教師として活動中です。
「がんばる子の隣で一緒に勉強したい」という願いを叶え、毎日 中学受験生と一緒に学習しています。
家庭教師の体験授業のご依頼など、お気軽にご連絡ください。

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