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【サピックスの国語】6年生の優先順位(後期編)

サピックスの6年生、国語の優先順位(後期編) コラム

夏期講習が終わると、いよいよ入試に向けてノンストップの5か月がはじまります。「5か月」という期間を長いと感じるか短いと感じるかはそれぞれですが、家庭教師である筆者の立場から見ると本当にあっという間。特に残り100日を切ったあとのスピード感には毎年おどろくばかりです。

この時期は入試に向けてやることが一気に増えます。志望校の過去問、授業の予習や復習にくわえて、学校の運動会や修学旅行、学習発表会……。大人よりもハードなスケジュールをこなす中学受験生も少なくありません

そこで大切になるのが、いかに効率よく日々の学習を進めるか。この記事ではサピックスの6年生向けに、後期の国語の優先順位を紹介します。

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サピックスの国語の優先順位

サピックスの国語の優先順位は、「東京都・千葉県・埼玉県」と「神奈川県」で少し異なります。

【国語の優先順:東京・千葉・埼玉】

<優先度 高>

SS特訓の復習(志望校別・単科講座)
志望校の過去問

<優先度 中>

A授業の知識分野の復習

<優先度 低>

B授業の復習
A授業の読解分野の復習
土曜特訓の復習

 

【国語の優先順:神奈川県】

<優先度 高>

SS特訓の復習(志望校別・単科講座)
土曜特訓(志望校別プリントをやる場合)
志望校の過去問

<優先度 中>

A授業の知識分野の復習

<優先度 低>

B授業の復習
A授業の読解分野の復習

土曜特訓の復習の優先度が「東京都・千葉県・埼玉県」と「神奈川県」とで異なっています。なぜ地域によって優先度に差があるのでしょうか。

神奈川県では、2月2日に「聖光学院」「栄光学園」「慶應湘南藤沢(SFC)」などの入試が実施されます。そこで神奈川県内の校舎では、日曜日のSS特訓で2月1日に入試がおこなわれる中学校の対策をして、土曜特訓で2月2日に入試が実施される中学校の対策をする傾向があるのです。そのため神奈川県では土曜特訓の復習の優先度が高くなります。

具体的には、「栄光対策プリント」「最難関プリント」などに取り組んでいる場合は、しっかりと復習しましょう。

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「優先度 高」のものの学習方法

優先度別に詳しく学習方法を紹介します。まずはもっとも優先度の高いものからです。

SS特訓の復習(神奈川県の場合は土曜特訓の復習も)

「志望校別講座」では志望校別の教材が使われます。「開成対策」「麻布対策」「駒東対策」「武蔵対策」「桜蔭対策」「女子学院対策」「雙葉対策」「フェリス対策」など、特定の中学校の名前が入った教材は、過去の傾向に沿った問題が作られていますので、しっかり復習することが大切です。

授業中に「開成はこういう問題が多いよ」「フェリスは必ずこうした問題が出るよ」などと言われた場合は特に重点的に復習して、次に活かしましょう。

「単科講座」は「読解力養成講座」と「記述力養成講座」に分かれています。「読解力養成講座」は、国語が苦手な受験生が選択するはずです。読解力アップに必要な要素がたくさん詰まっていますので、「本文のどこになにが書いてあるから、どういう答えになるのか」「なぜ本文のここを読むことで答えにたどり着くのか」などを考えながら、復習しましょう。

一方の「記述力養成講座」を受講する受験生は、ある程度国語の力があるはずです。そのうえで記述力をつけるための学習をします。本文を理解できることは前提としたうえで、「設問ではなにが問われているのか」「設問の条件はなにか」「日本語として不自然な表現や誤字はないか」などを確認しながら復習してください。

志望校の過去問

過去問には本番のテストと同じ制限時間で取り組みましょう。本番が50分なのであれば、自宅で過去問に取り組むときも50分でということですね。同じ時間のなかで取り組むからこそ、「効率よく解くにはどうしたらいいか」「どれぐらいのペースで取り組めばすべて終わるのか」「いったん飛ばすべき問題はどういうものか」などを身につけられるのですね。

過去問に取り組むペースとしては、週1~2回分で充分です。9月から残り5か月ありますので、このペースでも20年分以上の過去問に取り組めます。「第一志望校×5~10回分」「第二志望校×5回分」「第三志望校×3回分」というような配分を考えても充分間に合うはずです。

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「優先度 中」のものの学習方法

サピックスの6年生は、9月~1月にかけて国語Aで知識分野を集中的に補強します。自宅で言葉ナビなどに取り組むなかで身につかなかったことを、この5か月で身につけるのです。

言葉の知識が足りないために本文の内容を読み取れなかったということはよくあります。「国語」つまり「日本語」の学習ですから、言葉の知識はいくらあっても困ることはありません。授業中に間違ったものだけでいいので確認しておきましょう。特に慶應中等部を受験するの場合、しっかり復習することが大切です。

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「優先度 低」のものの学習方法

国語Bや土曜特訓(東京都・千葉県・埼玉県)は、「復習する必要はない」とアナウンスされることがあります。サピックスが週4日に増えて学校行事もたくさんあるなかでは、過去問への取り組みやSS特訓の復習で手一杯になります。実際のところ、国語Bや土曜特訓の復習に取り組む時間は多くありません。

国語Bや東京都・千葉県・埼玉県の土曜特訓については「授業内完結」です。授業中に集中して問題に取り組み、解説中もしっかり考えることで学習を完結しましょう。

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まとめ

優先順位は基本的に、志望校対策につながるものほど高くなります。過去問やSS特訓(神奈川県の受験生なら土曜特訓)など、しっかり復習しましょう。自宅で取り組む時間のなさそうな国語B(東京都・千葉県・埼玉県の受験生なら土曜特訓も)は、授業のなかで完結できるよう集中して取り組むことが大切です。

(この記事は筆者がサピックスに約14年半勤めた経験から執筆しました。サピックスの公式見解とは限りません。気になることがあれば、所属校舎の先生に問い合わせるようにしてください)