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【中学受験】お子さんが勉強しないときはどうすればいい?学習環境の整え方

コラム

お子さんの中学受験を決めたものの、「子どもがなかなかやる気になってくれない」と悩んでしまうことは少なくありません。受験生とは言ってもまだ小学生。勉強より遊びに興味が向いてしまうのは仕方のないことです。

そうだとは言え、お子さんが勉強しないというのはご両親にとっては大きな問題ですよね。でも、ご両親が少し意識を変えるだけで大きく改善するかもしれません。

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お子さんは良くも悪くもご両親の姿をよく見ている

日本では「子どもは親の背中を見て育つ」、「親の背を見て子は育つ」といわれます。毎年たくさんの中学受験生を見ていると、これは確かに本当だと思うことがよくあるのです。

授業の合間にはお子さんの本音が出やすいものですが、以前こんな話を聞いたことがあります。

ある受験生「私が勉強しているのに、お母さんはスマホばっかり!」

つまり、この受験生は「自分はこんなに勉強しているのに、お母さんはスマホばっかりでずるい!」と不満を抱いているわけです。

大人の立場から見れば、これは甘えに思えます。実際に中学入試を受けるのはお子さん本人で、大人はお弁当や健康管理などの役割をしっかり果たせば問題ないわけですから。

一方で、この受験生の気持ちもわからなくもありません。自分は一所懸命勉強しているのに、近くでお母さんがスマホに夢中になっていたらやる気をなくしてしまいます。

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中学受験に合格する子の親は勉強家

最難関中学に合格したお子さんのお母様からこんな話を聞いたことがあります。

筆者「お子さんが勉強をやる気になってくれなくて、困ったことはありませんでしたか?」
お母様「6年生になってからはありませんでしたが……。5年生までは時々ありましたね。せっかく勉強したのに成績が悪かったとか、そういうことが原因でした」
筆者「そのときはどうなさったんですか?」
お母様「うちは放っておくことにしていたのでなにもしませんでした」
筆者「それで大丈夫だったんですか?」
お母様「うーん……。その代わり、私が勉強していました(笑)」
筆者「え、算数とか国語とか……?」
お母様「いえ、そうではないんです。私は仕事で資格を取らなくてはいけなかったので、子どもの近くでその勉強をしていました。それがよかったのかもしれませんね、子どもも自然と勉強するようになりました」

お母様がスマホばかり触っている姿を見たお子さんは不満を抱き、お母様が勉強している姿を見たお子さんは勉強する……。これが「子どもが勉強しなくて困る!」に対する一つの答えだと思います。

ここで紹介した方法ですべての受験生がやる気になるとは、決して考えていません。ただ、親が一所懸命に打ち込む姿を見せることで、子どものやる気につながることが確かにあると思うのです

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ご両親はなにを勉強すればいい?

ご両親はなにを勉強すればいいのでしょうか。もちろん、決まりはありませんから、好きなものでいいと思います。ただ、中学受験の科目を選ぶのは避けるのが無難です。ご両親は日々 仕事や家事で忙しく過ごしているため、受験生本人よりどうしても学力が劣ってしまいます。余計なトラブルを生まないためにも、別の勉強を選びましょう。

仕事に使う資格がある場合はそれを勉強するといいですね。TOEICや宅建、ファイナンシャルプランナー、秘書検定などがこれに当たるでしょうか。そういったものがない場合や専業主婦の方は、英検でも漢字検定でも興味のあるものを探してみてください。

気をつけたいのは、読書は子どもにとっては勉強には見えないということです。特に本が好きな子どもにとっては、「遊び」や「息抜き」にしか見えません。必ず「勉強に見えるもの」を選ぶようにしてください。

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ご両親が勉強するのと同じぐらい大切なこと

「親が勉強している姿を子どもに見せる」という方法の効果をさらにアップするために、お子さんのやる気を促すベースを作っておくことが大切です。普段、どんなことに気を付けてお子さんと接すればいいでしょうか。

お子さんにポジティブな声かけをする

もっとも大切なのは、意識的にポジティブな声かけをすることです。「お、がんばったね!」「この問題がわかるなんてすごいな」など、お子さんのがんばりを積極的に認めてあげてください

これは「できていいないことを指摘してはいけない」ということではありません。完璧な人間は存在しませんので、完璧な中学受験生も存在しません。どんなに素晴らしいと思う受験生でもできていないことはあるのです。問題を解くためのひらめき力はあるけれど単純な計算を間違えることがある、国語の記述力はあるけれど漢字の間違いが多いといったことなどなど……。ですから、誰にでもできないことはあります。

問題はこうした欠点を見つけたときの指摘の仕方です。「ほら、ここができてないじゃないの!」というネガティブな言葉を投げかけると、やる気をなくしてしまうお子さんが多いもの。「こういう部分を直すともっとよくなるよね!」というようにポジティブな言葉で励ますようにするといいでしょう。お子さんのできていないところを一緒に克服できるようサポートしてあげられるともっといいですね。

1日の勉強量を決める

こんな詩を知っていますか? 「高知県こども詩集」に収められている一篇です。有名な詩ですからご存知の方も多いかもしれません。

「ほめて ほしかった」
大田口小(大豊町)1年 桑名さゆり

きょうは あさ はやくから
べんきょうを した。
みんな やった。
これは きっと ほめられると
おもった。
どんなに ほめられるのかなあと
おもった。
ほめられたら いいのになあと
おもった。
にこにこして、おかあさんに
見せたら、
おかあさんは、ほめてくれなかった。
「土よう日の ぶんも しなさい。」
と はんたいに おこった。
わたしは なきました。

-第10集(1986年)より-

この詩を書いた方は当時1年生ですから、中学受験生とは状況が異なります。また、小学6年生になったときに中学受験をしたかどうかはわかりません。ただ、これと同じようなことが中学受験生とご両親のあいだでも起きているようです。

これまでの人生で「受験」というものを経験したことのある大人は、入試本番までのあいだに「いかに効率よく」「いかに多くの量をこなすか」が重要な意味を持つということを知っています。子どもがある課題を終えたら、次から次に別の課題を与えたくなるものです。しかし、やる気になれない子に「これもやりなさい、あれもやりなさい」と課題を押し付けるのは逆効果。「苦労してこの勉強を終わらせたのにまだやるの?」と、お子さんはますますやる気を失ってしまいます。

特に4~5年生までの比較的時間のあるお子さんには「ここまでやったら今日の分の勉強は終わりね」とゴールを示してあげて、課題を終えたら「よくがんばったね!」と褒めてあげてください。そして、その日の勉強は終了にして自由時間にしてあげるといいですね。

勉強する環境を整える

お子さんが自然と勉強に向かう環境を整えてあげることも大切です。集中力を奪う要因になるものを、心理学用語で「ディストラクター」といいます。受験勉強において、テレビやゲーム機、スマホ、ベッドなどがこれに当たるでしょう。ご両親はお子さんにとってのディストラクターをさりげなく排除し、自然と勉強に向かう環境を作ってあげるといいですね。先ほど紹介した、親が勉強する姿を見せることもポジティブな声をかけることも、広い意味で「環境を整えること」に含まれます。

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まとめ

・「子どもが勉強しない!」と悩んだら、「子どもは親の姿を見ている」と考える
・親がテレビやスマホばかりでは、子どもがやる気にならないのは当然だと意識する
・親が勉強している姿を見せることで、「あれ、お母さんもお父さんも勉強してる。自分もがんばらなきゃな」と自然に思ってもらう
・親が取り組む勉強に決まりはないが、仕事で使うものであれば実利がある
・この方法の効果をアップするためには、普段の子どもとの接し方に気を付けることが大切

中学受験生は10~12歳の小学生です。まだまだ精神的に未熟ですので、なかなかやる気になれずにくすぶってしまう子もいます。お子さんのやる気を上手に引き出し、入試本番まで導いてあげられるといいですね。