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中学受験の親の役割と関わり方|親が「できること」や「やるべきこと」

一緒に歩く親子 コラム

中学受験に挑戦する家庭を見ていると、受験生本人が気持ちよく勉強を進められる家と、逆に入試が近づくにつれて本人の調子がどんどん崩れてしまう家があることがわかります。どうしてこのような違いが生まれてしまうのでしょうか。

ポイントは、ご両親の関わり方にあります

今回は、中学受験生に対するご両親の適切なサポート方法について紹介していきたいと思います。

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中学受験は親子の受験

よく「小学校受験は親の受験」、「高校受験は子の受験」といわれます。では、中学受験は誰の受験なのでしょうか。一般的には「中学受験は親子の受験」といわれています。親と子の両方が試される受験であるということですね。お子さんはご両親のサポートなしに中学受験を乗り切ることはできません。子どもが自分の責任で勉強や準備を進める高校受験や大学受験とは異なり、中学受験ではご両親の協力が不可欠です。

ただし、1から10までご両親の思うようにしようというのはよくありません。中学受験生のご両親にはできることややるべきことと、できないことややってはいけないことがあるのです。

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ご両親の役割は? 「できること」や「やるべきこと」

中学受験でのご両親の役割は、受験生本人が効率的かつ気持ちよく勉強を進められるような環境を整えることです。受験をするのも勉強するのもあくまでお子さん自身であることを忘れず、サポートすることに徹してください。

お子さんの中学受験全体についての目標を決める

もっとも大切なのは、お子さんの中学受験の目標を決めることです。「中学受験をさせよう!」と決める理由は家庭によってさまざま。「開成に合格させたい」かもしれませんし、「海外在住時代に培った英語力を活かすために帰国子女が活躍できる中学校に進学させたい」かもしれません。最近は「大学受験で苦労しないよう、大学附属の中学校に進学させたい」という理由も増えてきました。

ご両親には、中学受験をさせることになった理由を意識したうえで、お子さんの中学受験の目標を決めていただきたいと思います。言い換えれば「この受験でどういう結果が出れば成功なのか?」を決めていただきたいのです。

たとえば「海外で培った英語力を活かせる中学校に進学させたい」ということなのであれば、必ずしも偏差値の高い学校ばかりを追い求める必要はないかもしれません。「大学受験で苦労しないように附属校に進学させたい」ということなら、慶応義塾系(普通部や中等部、SFC)や早稲田系(早稲田、早稲田大学高等学院、早稲田実業など)への進学が第一選択肢に入ってきそうです。ただ、偏差値的に厳しいようであれば中央大学系や青山学院系、立教系、明治系、法政系などへの進学でも成功と考えられるかもしれません。中学受験をはじめた理由を考えれば、おのずと「成功」と言える結果が見えてくるはずです。

このときに大切なのは、お子さんの気持ちを尊重することです。お子さんが「開成や麻布といった難関校を目指したい!」と言っているのにもかかわらず、ご両親が「大学附属校に行けばいいのよ」と言っていたのでは受験はうまく行きません。可能な限りお子さんの気持ちを優先しながら、家庭内の意思を統一してください。

お子さんにふさわしい塾を選ぶ

お子さんにふさわしい塾を選ぶのもご両親の役割です。一口に中学受験塾と言っても、それぞれに個性があります。大人数でまとめて指導する塾、少人数を掲げる塾、厳しく指導する塾、おおらかに進める塾などさまざまです。いくつかの塾を検討して、中学受験の目標を達成できそうで、かつお子さんにふさわしい塾を決めるといいですね。もちろん、塾選びについてもお子さんの気持ちを尊重してあげましょう。

お子さんの勉強スケジュールを管理する

中学受験の勉強は小学校の勉強とはまったく違います。多くの場合、各教科1週間単位でやらなければならないことが決められており、一つずつ身につけていくことで学力アップにつながります。また、学校の宿題とは比べものにならないほど多くの宿題が課せられるものです。ある程度のスケジュールを立てて計画的に取り組まなければ終わらせることはできません。

このスケジュールの管理をお子さんが自分で行うのは無理があります。6年生後期になればできる受験生もいますが、1~5年生までの子どもにはまず不可能です。ですから、ご両親が勉強のスケジュール管理をしてあげてください。次の算数の授業はいつなのか? それまでになにをどれだけ終わらせなければいけないのか? こういったことをしっかり把握して「今日はこの勉強をしようね」というふうにサポートしていただきたいのです。もちろん、お子さんの勉強がスケジュール通りに進むとは限りません。その場合は学校のない土日を利用してスケジュールの修正が必要になります。

4~5年生までは隣について勉強を教える

1年生から4年生あるいは5年生ぐらいまでであれば、ご両親が勉強を教えることができます。ただし、科目によっては次第にご両親の手に負えないものが出てきます。この場合は塾の先生に任せるようにしましょう。特に算数については、塾と家庭の教え方に食い違いがあるとお子さんが混乱してしまいます。絶対に無理して教えてはいけません。一方、国語の漢字や知識分野についてはご両親が教えることが充分可能でしょう。

健康面のサポート

6年生になると、5年生までとは比べものにならないほど、お子さんにかかる負荷が大きくなります。朝8時には学校に行って塾に通う日々。塾がない日も自宅で長時間勉強しなければなりません。想像してみると、大人でも大変な毎日なのでないでしょうか。

実は、子どもたちはこうした毎日を大人が考える以上に楽しみながらこなしてくれるものです。しかし、10歳前後の小学生ですから、体調を崩してしまうことがあります。もちろん、風邪を引いたり熱を出したりしてしまうことは仕方ありません。すぐに休養を取らせ、体調を快復させてください。ただ、仮に1週間休むことになってしまった場合、その分だけ追いつくのに時間がかかってしまいます。こうした事態にならないためにも、ご両親にはお子さんの健康面のサポートをお願いしたいと思います。

また、中学入試直前のインフルエンザは一大事です。数年間かけてきた受験の準備が水の泡になってしまいます。直前期はお子さんの疲労も蓄積しているころですので、特に注意してあげてください。

メンタル面のサポート

中学受験の勉強をはじめても、順調に成績が上がっていくとは限りません。せっかく努力しても結果に結びつかないことは、学年にかかわらずよくあることなのです。

6年生になると毎週のように大きなテストがあり、そのたびに「合格可能性」として客観的な数字が突きつけられることになります。「第一志望校の合格可能性80%」など最高の結果が出ればいいのですが、残念ながらそうなることはほぼありません。実際には20%や40%という数字を目にすることのほうが多いでしょう。

こうなると受験生は精神的なバランスを崩しがちです。なかにも泣きながら「もう中学受験なんてやめる!」と訴える子も……。

こうしたときこそ、ご両親のサポートが必要です。お子さんが再び前向きに受験勉強に取り組めるよう、あたたかい声をかけながら励ましてあげてください。ご両親だけでは難しい場合、塾と連携を取りながらサポートするといいですね

入試スケジュールを冷静に決めること

入試スケジュールを冷静に決めるのもご両親の役割です。中学受験の目標とお子さんの偏差値を冷静に見極めたうえで、悔いのないスケジュールを組むことが大切です。

ポイントは、「チャレンジ校」「実力校」「安全校」をバランスよく配分すること。「偏差値○○以上の学校以外行く必要はありません」「うちは○○中学を目指してやってきたので、進学する気のない安全校は受けたくありません」などの理由で、チャンレジ校ばかりでスケジュールを組むご両親が毎年います。こうなると最悪の場合、すべての中学校に不合格となってしまいます。子どもにしてみれば、数年間勉強してきた結果が「すべて不合格」ではもう勉強したくなくなってしまいます

中学受験は長い人生における一つの通過点でしかありません。お子さんとよく話し合ったうえで、人生に好影響となる入試スケジュールを組んであげてください。

雑務

中学受験の勉強には雑務がたくさんあります。教材や副教材の購入や整理、プリントや過去問のコピーなど、毎週さまざまな雑務が発生します。これらを受験生本人がやっていたのではあまりにも非効率です。お子さんに代わってご両親がやってあげてください。

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ご両親にできないこと、やってはいけないこと

ご両親にはできないこともあります。また、絶対にやってはいけないこともあるので注意してください。

6年生以降の勉強面のサポート

中学受験は小学生が挑戦するものです。しかし、その内容は小学校の延長にはありません。科目によっては大学入試より難しいものもあります。5年生ぐらいまでなら教えられるかもしれませんが、6年生になるともはや不可能です。仮にご両親に教える学力があったとしても、それが塾と食い違っているとお子さんが混乱してしまいます。

特に算数の問題を、方程式を使って教えるのはご法度中のご法度です。

お子さんを心配するご両親の気落ちはわかりますが、6年生になるころにはご両親の手から放していってください。「中学受験は親子の受験」といわれます。子離れするご両親の精神力も試されているのだと、筆者は感じています。

お子さんのやる気を奪う言動には注意

この記事を読んでくださっている方には無関係なことかもしれませんが、よかれと思っての声かけでお子さんのやる気を奪ってしまうご両親もいます。「~しないと合格しないよ」「この問題、この前もできてなかったじゃない」「どうして~しないのよ」などはその典型。こうした言葉に共通しているのは、否定の形が使われていることです。

現在のお子さんたちは、否定の言葉をかけられることに慣れていません。こうした声をかけるほうは「いまに見てろよ」「いつか見返してやる」などと奮起してくれることを期待しているのですが、実際は子どもがただただ落ち込んでしまうのです。もちろん、お子さんの個性によっても異なりますが、可能な限りポジティブな言葉をかけるほうがいいでしょう。

ただ、これはあくまで勉強に限った話。他の受験生を揶揄したり傷つけたりするようなことがあれば、しっかりと叱ってあげてください。

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まとめ

中学受験生のご両親には、できることややるべきことがあります。

できること、やるべきこと

  • お子さんの中学受験全体についての目標を決める
  • お子さんにふさわしい塾を選ぶ
  • お子さんの勉強スケジュールを管理する
  • 4~5年生までは隣について勉強を教える
  • 健康面のサポート
  • メンタル面のサポート
  • 入試スケジュールを冷静に決めること
  • 雑務

一方、ご両親にはできないことややってはいけないこともあります。

できないこと、やってはいけないこと

  • 6年生以降の勉強面のサポート
  • 子どものやる気を奪う言動には注意