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中学受験で逆転合格する受験生の特徴|トップにいなくても合格できる

コラム

「入試は成績の順番に合格が決まるもの」。普通に考えれば、そんなふうに思えます。たとえば、ある塾のA中学の合格者が50人であれば、模試で同じ中学校を志望した人の1位~50位までが順番に合格していくという考え方です。

ところが現場にいると、そう単純ではないことがわかります。実際には、「この子は合格するだろう」と予想していたトップの受験生が不合格になり、2番手3番手にいた受験生が合格することがよくあるのです。なぜ、このようなことが起こるのでしょうか。

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成績順に偏差値の高い学校に合格するとは限らない

まずは、あるエピソードからお伝えします。

都内の最難関校を受験するクラスを担当していたときのことです。このクラスには授業の牽引役ともいえる2人の生徒がいました。月1回実施するテストではほぼ必ずこの2人うちのどちらかがトップ。授業中に行う小テストでもこの2人はいつも高得点を取っていました。

このクラスにはトップ2人とは別のAくんという男の子がいました。Aくんは毎回しっかりと宿題をやってくるなど、かなりの努力家。しかし、小テストでトップ2人を超えることはあっても、定例テストでは3回中2回は悔しい思いをしていたのです。

このクラスにいる子たちの志望校は全員同じ。関東の最高峰です。普通に考えれば、Aくんが合格するためには、トップの2人を追い抜く必要がありました。しかし、卒業までこの構図が変わることはなく、Aくんは最後まで“2番手グループ”のなかにいたのです。

では、彼らの中学入試はどうなったでしょうか。実は最上位クラスを引っ張っていた2人のうち1人は合格したものの、もう1人は不合格。一方、Aくんは見事に合格しました。

中学受験は必ずしも塾の成績順に合格が決まるというわけではないということなのです。

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同じことは多くの中学校で起きる

ここでは最難関校を受験するクラスでのエピソードを紹介しましたが、実は中学入試では最難関校に限らず同じようなことが多く起きています。

塾では子どもを成績で席順を決めることが多いものです。最前列に座る子どもの成績がもっともよく、後列になるほど成績が下がっていくということになります(これについての賛否は別の記事に譲ります)。この仕組みの通りに考えれば、上位の子から順に合格していきそうなものですが、実際は前列の子が不合格となり後列の子が合格することがよくあるのです。なぜこのようなことが起きるのでしょうか。

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2番手にいた生徒が逆転で最難関校に合格した理由

誤解のないようにお伝えしておくと、入試は一定の水準に達した子が合格するものです。合格の可能性を少しでも高めるために、高い偏差値を目指すのは正しいことだと言えるでしょう。この記事でお伝えしたいのは、「志望校に合格する偏差値がなくても、一発逆転があるから一か八か受験してみましょう」ということではありません。

クラスで2番手にいた子や後列に座っていた子が合格したのには理由があります。それは、トップにいる人に追いつくために一所懸命勉強できたということです。

マラソンをイメージしてみましょう。長いレースを走るうえで、スタートからゴールまでずっとトップを走っているのとその選手の後ろにピッタリついていくのとでは、どちらのほうが楽でしょうか。もちろん後者です。実際、2番手にいた選手がゴールから数キロのところでスパートをかけて優勝するシーンを見ることがありますよね。

受験勉強はマラソンとよく似ています。長い受験勉強の期間中、誰かの背中を追いかけて「いつか、あいつを抜くんだ」という目標があれば、がんばりつづけることができるはず。これは2番手にいるからこその効用です。

志望校の合格レベルにいる子から大きく離されてしまった子のなかには、「どうせもう無理だし……」とあきらめてしまう子や、「第一志望」というのは形だけでまともに勉強しない子などが必ずいます。こうした子どもたちが合格することはありません。最後まで勉強した子だけが、受験本番で“大逆転劇”を演じる可能性があるのです。

これは精神論ではありません。中学受験の勉強は大変過酷なものなので、どんな子も一度は辛い思いをします。冒頭のエピソードに登場したAくんのように、長い期間もどかしい思いをすることもあるでしょう。こうした状況のなかでふて腐れることなく地道にコツコツ勉強を続けられる子が、最終的には合格を掴むチャンスを手にするのです。

もちろん、ずっとトップを走り続けて合格する子もいます。その一方で、長期間2番手以下に甘んじながら最後に合格を勝ち取る子がいるのもまた事実です。受験生のみなさん、そしてご両親の方々には、ぜひ最後まであきらめずに受験勉強を続けていただきたいと思います。

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まとめ

クラスで2番手グループにいた子が大逆転劇を起こすのは、トップを走る子に追いつこうと一所懸命勉強できたから。最後まであきらめずに勉強を続けよう。