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中学受験生はテレビを観ないはウソ|特定のジャンルに限ればかなり観ています!

テレビを観る親子 コラム

中学受験を控えたお子さんのいるご両親が「ゲーム禁止!」と言い渡すことはよくあります。子どもは刺激の強いゲームを好み、夢中になってしまうもの。勉強の妨げになりがちであることを考えれば、中学受験生のゲーム禁止に筆者も賛成です。

気になるのは、「じゃあ、テレビも禁止にしたほうがいいの?」ということではないでしょうか。テレビはゲームに負けないぐらい刺激が強く、自分の頭で積極的に考えることなく観られるもの。子どもがついついテレビの前で長時間過ごしてしまうことも少なくありません。テレビを禁止にしたくなる気持ちはよくわかります。実際、一切禁止にしているご家庭もあるほどです。しかし、実は中学受験生にテレビを観せている家庭もあります。ただし、そのジャンルは限られているもの。中学受験に成功する子どもたちはどのようなテレビ番組を観ているのでしょうか。

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中学受験生にテレビを観る余裕はない?

中学受験生というと勉強ばかりでテレビを観る余裕はないように思えます。実際、入試直前期にあたる6年生後期にはテレビを観る時間はほとんどありません。毎日の学習に加え、過去問の取り組み、テストの復習などやるべきことが山積しているからです。その一方で4年生~6年生前期にかけてはまだまだ時間があります。当然、テレビを観ることもあるわけです。

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中学受験生はどんなジャンルのテレビ番組をよく観ている?

中学受験生と話していて驚くのは、彼らがアイドルなどの流行ものにほとんど興味がないことです。女子の一部を除いて嵐や関ジャニ∞、AKB48、乃木坂46といったグループに誰がいるのかさえ知りません。かろうじて興味がある芸能人といえば、その時に売れているお笑い芸人ぐらいでしょう。このあたりがある意味で“中学受験生らしさ”なのかもしれません。では、中学受験生がなにを観ているのかというと、以下のようなジャンルのテレビ番組です。

クイズ番組

最難関校を目指す中学受験生が好むのがクイズ番組です。特に人気なのは「ライオンスペシャル 全国高等学校クイズ選手権」。子どもたちは単純にクイズが好きなものですが、それだけが理由ではなさそうです。全国高等学校クイズ選手権には例年、東京の開成、神奈川の栄光学園や聖光学院、埼玉の栄東、兵庫の灘、奈良の東大寺、京都の洛南、鹿児島のラ・サールなどそうそうたる高校が出場します。自分が目指す学校に通う現役の高校生が知識を競う姿を見ることで、受験へのモチベーションを上げているようです。

科学・生物系の番組

受験生は科学や生物系の番組もよく観ています。「サイエンスZERO」や「考えるカラス」、「ダーウィンが来た」などが人気。特に「考えるカラス」は番組のなかで出た疑問の答えを子どもたちに教えないで終了する異例の構成となっています。子どもたちはその答えを自分で考えたり、調べたりするのが楽しいようです。

ちなみに筆者はこの番組を観たあと、自分の担当する生徒たちに番組で明かされなかったことの答えを聞いてみたことがあります。すると、必ず一人はしっかりと答えてくれる生徒がいるものです。もちろん、番組を観る前から知っているもののあるのだとは思いますが、そうでないものもあるはず。好奇心旺盛な受験生はしっかりと調べるものなのですね。

「考えるカラス」の放送時間はわずか10分。それだけの時間で知的好奇心が刺激され、勉強に直結しそうな内容も出て来るのであれば、観させてもいいのではないでしょうか。

歴史系の番組

歴史系の番組を好む中学受験生もたくさんいます。10年以上前、「歴女」という言葉が流行しましたが、中学受験塾に限って言えば女子よりも男子に歴史好きが多い印象です。人気があるのは、日曜日の夜に放送されている大河ドラマです。これを歴史系番組といっていいのかは微妙なところですが、描かれている時代の歴史を深く掘り下げて知るには最適だと言えるでしょう。

ただし、「大河ドラマを観ているから歴史の勉強は不要」とはなりません。歴史番組は普段からしっかり歴史を勉強している受験生が、「ああ、知ってる知ってる。こういう理由で、次はこうなるんだよね」という復習用として機能しているように思います。

バラエティ番組

「バラエティ番組」と言ってもお笑い芸人が騒ぐものから知的好奇心がくすぐられるものまでさまざまです。中学受験生がよく観ているのはもちろん後者。自分の知らないことに触れられる番組を好みます。ご両親は「ブラタモリ」のような番組を推しますし、実際に受験生も楽しんで観ているようですが、実はもっと人気なのが「世界の果てまでイッテQ」です。

「世界の果てまでイッテQ」というタイトルの通り、この番組は世界のあらゆる地域の文化や文明、地理、動物などを紹介します。こういったものが単純におもしろいそうです。また、ウッチャンナンチャンの内村光良さんなどが出演しており雰囲気が明るいため、親しいやすいのかもしれませんね。

ニュース番組

ニュースも幅のあるジャンルですが、ここでは事実だけを客観的に伝えるストレートニュースだけでなくニュースバラエティも含めます。

ストレートニュースや情報番組などは小学校へ通う準備をしているあいだに観ているようです。その時間帯以外で人気なのはやはり「池上彰のニュースそうだったのか」でしょうか。池上彰さんはかつて「週刊こどもニュース」で子ども向けにニュースを解説していただけあり、受験生からも「池上さんの解説はわかりやすい」といった声をよく聞きます。中学受験生が芸能人のことはほとんど知らないのに、国際情勢などに詳しいのはこういった番組の影響があるのでしょう。

スポーツ番組

中学受験生のなかには、サッカーや野球、テニスなどさまざまなスポーツをやっている子がたくさんいます。受験勉強のために6年生になるころまでに一度休止することが多いのですが、「いますぐにでも再開したい!」というのが本音。こうした子どもたちはスポーツ番組を観ることでその気落ちを抑え、入試に向けて勉強させているのですね。

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中学受験生にテレビを観させるときのコツ

中学受験生にテレビを観させるのであれば、ご両親も一緒に楽しんで観るのがポイントです。しかし、ただ楽しむだけでは足りません。番組の途中でぜひ声をかけてあげてください。

たとえばクイズ番組だったら「この問題、ママはわからないのだけどわかる?」というように声をかけて、それが正解だったら「すごいね!」と褒めてあげましょう。こうすることで子どもの自己肯定感が増し、「知識を覚えるのって楽しいな」と本能的に感じるようになります。

もちろんいつも正解するとは限りません。むしろ間違えることのほうが多いでしょう。子どもが間違えたときは決して「なによ、違うじゃない」と責めたりせず、一緒に正解を確認して「へえ、おもしろいね」などと声をかけましょう

クイズ番組でなくても同じです。たとえばニュース番組を観ているときに知らない言葉が出てきたら「ねえ、それってどういう意味? 社会で習った?」などと声をかけ、先ほどと同じように褒めたり、一緒に勉強したりしてください。

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まとめ

この記事で紹介したように、中学受験生は意外とテレビをよく観ています。ただし、それはクイズ系、科学・生物系、歴史系、ニュース番組、スポーツ番組など特定のジャンルに限ったこと。

テレビは受験生の足を引っ張る危険のあるものであることに間違いはありません。しかし、こうしたテレビを観ることで知的好奇心が刺激されるのも確かです。また、「中学受験生にテレビを観させるときのコツ」でも紹介した通り、一緒に番組を観ながら声をかけることで自己肯定感を生んだり知識を増やしたりすることができます。「受験生にテレビなんて!」と決めつけてしまうのではなく、ジャンルと時間を限定したうえで観ることを許可するのもいいのではないでしょうか。