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中学受験の第一志望と併願校の決め方|いつどうやって決定するのがベスト?

コラム

6年生のお子さんを持つご両親の重大な仕事の一つと言えば、第一志望校と併願校、それに伴う受験パターンの決定です。はじめての中学受験だと、これが本当に難しく感じるもの。今回は第一志望校や併願校を「いつ」「どうやって」決めればいいのかを紹介します。

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第一志望校と併願校はいつまでに決める?

第一志望校と併願校は大きく4つの段階で決定していきます。

1回目のタイミングは受験勉強の開始・入塾時(プレ決定)

第一志望校決定の最初のタイミングは、受験勉強を開始あるいは入塾したときです。その目的は勉強へのモチベーションを高めることですから、偏差値を気にする必要は一切ありません。筑駒、開成、麻布、慶応普通部、桜蔭、女子学院、雙葉、フェリス……どこでもOKです(もちろん、性別は気にしてくださいね笑)。実際に受験する学校というよりも、当面の目標にする学校だと考えるとわかりやすいですね。

受験してみたい学校が複数ある場合は日程を考慮する必要はありません。たとえば、開成と麻布はいずれも2/1に入試がありますが、その両方を目標にしてください。「僕は開成か麻布に行く!」と、気持ちよく宣言させてあげましょう。

2回目のタイミングは6年生の4~5月ごろ(仮決定1)

6年生になって3~4か月。春期講習を終え、一部のお子さんたちのなかに“受験生としての自覚”が少しずつ芽生えはじめる時期です。1回目のタイミングよりも現実味を帯びてきますから、お子さんとよく話し合いながら志望校を決定していきましょう。受験勉強をはじめるときと変わりがない場合は、その中学校を第一志望校として定めましょう。

第一志望校を決めるポイントは、全面的にお子さんの希望を受け入れることです。もちろん、これまでのテストの結果を振り返ると、「○○中学はなかなか難しいのでは……?」と思うことがあるでしょう。しかし、「そんなの無理に決まっているでしょ!」ということを言わないでください。

4~5月という早いタイミングで志望校を決める目的の一つは、この先の9か月の受験勉強をやり切る原動力にすることです。お子さんにしてみれば、自分の希望を聞いてもらえず頭から否定されたのではやる気がなくなってしまいます。お子さんの意思を尊重して、「○○中学校を受けたいんだね。じゃあ、これからますますがんばらないとね!」と笑顔で伝えてやる気にさせてあげてください。

3回目のタイミングは10~11月ごろ(仮決定2)

6年生の秋は、毎週のようにテストが続く時期です。そのたびに合格可能性を数字という形で突きつけられ、お子さんたちは入試というものをリアルに感じはじめます。このタイミングが志望校を再考する時期です。「春に決めた第一志望校でそのまま受験勉強を継続するのか?」「成績が追いついてこないのであれば、早めに見切りをつけて別の中学校を検討するのか?」を決めてください。

このときも、やはりお子さんの気持ちを確認することが大切です。ご両親はあくまでお子さんをサポートしながら導いていく立場。実際に入試を受けて6年間通学するのはお子さんですから、お子さんが納得しなくては受験自体が失敗に終わってしまいます。よく話し合って決めるようにしてください。

また、この時期は併願校と受験パターンを決めていく時期でもあります。決定の方法は後の項目で紹介しますが、第一志望校と重ならない受験日程を考えるようにしましょう。

第一志望校にしても併願校にしても家庭のなかだけで決定できない場合は、過去の豊富なデータを持っている塾や家庭教師を巻き込んで決めていくといいでしょう。この時期には各塾が志望校決定のための面談をおこなっています。この機会を上手に利用してください。

最終決定は1月(最終決定)

いよいよ入試直前期です。千葉や埼玉、関西をはじめとする地方にある中学校の入試は1月にはじまりますが、ここでは2月におこなわれる東京や神奈川を想定して紹介します。

1月になって第一志望校を変更するのは得策ではありません。第一志望校の合格を目指すためには、日々の学習のほかに過去問に取り組んで出題傾向やパターンに慣れる必要があります。また、2~3か月というある程度長い期間、日々の学習とリンクさせながら過去問を解くことで合格への力をつけることができるのです。1月に第一志望校を変更すると、こうした有機的な対策ができなくなってしまいます。

冬期講習や特別授業での調子がよかったことを根拠に偏差値が高い中学校を受けさせたくなるご両親がいらっしゃいますが、筆者としてはおすすめできません。ただ、「いま第一志望にしている中学校よりも、あちらの中学校のほうがうちの子には合っている気がしてきた……」というケースはあると思います。その場合はお子さんにもご両親にもそれなりの覚悟が必要です。1か月急ピッチで対策に取り組んでください。もちろん、ご家庭だけの力で乗り切ることはなかなか難しいものです。塾や家庭教師に協力をお願いしましょう。

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第一志望校はどうやって決める?

第一志望校はどのように決めればいいのでしょうか。大切なことはご両親の願いとお子さんの希望の折り合いをつけることです。

そもそもお子さんに中学受験をさせるのには理由があるはずです。「こんな子に育ってほしい」「こんな学校で勉強してほしい」「日本はまだまだ学歴社会。将来の就職のことを考えると早慶レベルには行かせておきたい。そのために有利な学校に行ってほしい」「大学受験のことを気にせず、6年間のびのび自由に過ごしてほしい」などなど……。どれもお子さんへの愛情があるからこその願いですから、どれも間違ってはいません。必然的にこうした願いを叶えてくれそうかどうかが第一志望校決定の材料になるでしょう。

一方で、お子さんにも希望はあります。第一志望校選びが難しいのは、お子さんの希望が必ずしもご両親の願いと一致するとは限らないからです。もしお子さんの希望とご両親の願いが食い違ってしまったら、基本的にはお子さんの希望を優先しましょう。ただ、たとえば4~5月の時期に食い違ってしまったのであれば、ひとまず2校を第一志望校候補として残したまま勉強を続けても構いません。10~11月ぐらいに改めて話し合って決めるといいでしょう。

6年生の秋以降は、偏差値のことも考慮に入れなければいけません。いままで第一志望校にしてきた中学校に10ポイント以上も足りていないのであれば、いったん第二志望校を第一志望校に変更することも検討してください。実際に入試を受けてその学校に合格したら、本当に第一志望校にチャレンジするといいでしょう。

また、6年秋以降に第一志望校を決めるときには、データをしっかり確認することが大切です。学校によっては合格と不合格のラインが偏差値的にはっきりわかれている可能性があります。偏差値○○以上は70%の受験生が合格するが、それ以下だと0%ということがあるのです。大手の塾であればこうしたデータを持っているはずですので、講師に確認してもらいましょう。

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併願校はどうやって決める?

第2、第3志望校を含めた併願校はどのように決めていけばいいでしょうか。

教育方針や校風から決める

もっともわかりやすいのは、教育方針や学風から決める方法です。第一志望校と比較して合格しやすい偏差値でも、教育方針や校風が近い中学校は意外とあるものです。こうした学校が見つかったら、併願校として検討してみるといいでしょう。

また、第一志望校とは異なっていても「こんな教育方針もいいかもしれないな」と思う中学校はあるはずです。こうした学校も併願校の候補になりますね。

教育方針や校風を知るには、とにかく自分の目と耳で学校のことを調べるしかありません。4、5年生のころから積極的に学校説明会や文化祭、体育祭などに出かけて情報を収集するといいですね。「偏差値的にちょっと……」と思う学校でも、「この学校ならうちの子に合っているかも!」と思える学校に出会うことは驚くほどあるものです。

問題の傾向から決める

問題の傾向から併願校を決める方法もあります。この方法のメリットは効率よく受験校対策を進められるということです。たとえば、開成と慶応普通部では出題傾向が異なります。この2校の受験には両方の対策をしなければならなくなるため、効率が悪くなるのです。

安全校・押さえの中学校を必ず入れておく

併願校を決めるときに大切なことは、「ここならほぼ確実に合格できるだろう」という安全校を必ず入れておくことです。以下の受験スケジュールをご覧ください。

  • 2/1 開成
  • 2/2 栄光
  • 2/3 筑駒
  • 2/4 聖光
  • 2/5 渋谷教育学園渋谷

このパターンは中学受験生上位1%にも満たない本当のトップ層の受験パターンです。この層でも全部不合格になる可能性があるスケジュールですから、上位層に届かない受験生はさらにその危険が高くなります。秋以降に受けた模試の結果や1月の調子などを考慮して、受験パターンの変更を検討してみましょう。2/3を浅野に変更する、2/4を巣鴨やサレジオに変更する、2/5を本郷に変更するなど、いくつも方法はあります。塾や家庭教師とよく相談してみるといいですね。

「どうせ進学しない中学校を受験したくない」と考えるご両親がいますが、これは間違った考え方だと筆者は思っています。進学するかしないかは別として、ここなら合格できるだろうという中学校を一つは受験するようにしましょう。詳しくは以下の記事をご覧ください。

10~11月までは日程が重なっても構わない

併願校を検討していると「あの中学校もいいな、この中学校もいいな……」と感じ、同一入試日に多くの受験校候補が挙がってしまうことがあります。もちろん、最終的には各日程1校ずつにしぼらなければならないのですが、10~11月ぐらいまではあまり気にする必要はありません。候補に挙がるということは教育方針や校風はどれも気に入っているということですから、過去問との相性も含めながら熟考してみましょう。

 合格は早めにいただいておく

併願校を決めるときには、「合格を早めにいただいておく」という意識も重要です。たとえば2/2に第一志望校の入試がある場合は、2/1は無理して高い偏差値の学校を受験する必要はありません。少し偏差値を下げて安全だと思われる学校を受験しましょう。2/1に合格をいただいておけば、2/2以降は安心して希望通りに受験することができます。

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 絶対NG! 避けるべき併願パターン

 受験スケジュールを決めるためにご両親とお話ししていると、こんなパターンを提示されることがあります。

  • 2/1 早稲田
  • 2/2 慶応湘南藤沢(SFC)
  • 2/3 慶応中等部

筆者としては、このパターンはおすすめできません。

ご存じの通り、早稲田と慶応は私立の“2大ブランンド”です。一般的によく比較される学校であるだけでなく、実際に理念や教育方針、建学の精神が異なります。この2つを併願すると「有名校ならどこでもいいのでは?」という印象を持たれやすいのです。

「受験した併願校を中学校に知られることはないのでは?」と思うかもしれません。しかし、たとえば上のパターンの場合、SFCと中等部には面接があります。そのとき「本校のほかにどの中学校を受験しましたか?」と質問されたら、お子さんは正直に答えることができず答えに詰まってしまうのではないでしょうか。「うちの子は上手にウソをつけるから大丈夫」と思うかもしれませんが、ウソをついて早慶に入学させるために中学受験をさせたのでしょうか。きっとそんなことはありませんよね。

早稲田系と慶応系の併願は控えておくのが無難です。

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まとめ

  • 第一志望の暫定的な決定は、受験勉強開始時あるいは入塾時に
  • 6年生の春ごろから何段階かにわけて具体的に決めていく
  • 第一志望校はご両親の願いとお子さんの希望の折り合いをつけて決める
  • 6年秋以降は偏差値を考慮に入れる
  • 大手塾が持っているデータを活用するのがおすすめ
  • 併願校は「教育方針や校風」「出題傾向」を参考に決める
  • いわゆる安全校を必ずスケジュールに入れておく

第一志望校と併願校を「いつ」「どのように」決めるのかを紹介しました。ほとんどのご両親にとって受験校の決定は悩ましいもの。今回の記事がご両親のお役に立つことを願っています。